サンフランシスコから来た男性

なぜか周りがバタバタしている
どうもアメリカから来客があり、その人のアテンドでいろいろ調整しているらしい
今時間が空いていて、男性で、できれば英語が話せて、半日以上つきあえて、車があれば最高
そんな条件の人を探してバタバタしてるみたい

さてその男性はというとサンフランシスコから来た
地元で何かの会社を経営しているんだそう
テレビで東日本大震災のニュースを見て
自分も何かしたいという気持ちが芽生えた
そして多額の寄付を沿岸部の漁協にしてくれた。

その男性自身は大きな病気を患っていて
もしかして・・そう長くもないかもという感じなんだそうだ
自分の命を見つめなおしたときに
大切にしたい命も見えてくるということなのかもしれない

海外からの寄付金の問い合わせの多くが
個人的に被災地に直接届けたいという要望が多い
寄付金詐欺みたいなのもあるから
やはりそのお金が困っている人たちのところへ確実に届いてほしいだろう
ただ被災地には直接個人にお金が入ると
これまた現場としては厄介なことになる
※考えたくはないことだが、そこは人間関係であり
 特に精神的鬱屈している状態だと、人は心に余裕もなくなるのだと思う
だからこそ誠実な支援組織が機能してほしい


結局、その男性とは直接会うことはなかったけれど
彼の人生が守られ、平安の中に生活できること
彼が捧げてくれたものが生かされ
またそれに影響される人たちがおこされることを願う。